掃除が重要! リフォーム済戸建て入居前に掃除が大事な理由と掃除のポイント
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念願のマイホームとしてリフォーム済の戸建てを手に入れたAさん家族は、新居への入居に向けて着々と準備を進めています。引っ越しではするべきことが多いもので、Aさん家族も旧居の荷造りやお子さんの転校の手続き、新居で使う新しい家具・家電の購入などに余念がありません。 しかし、リフォーム済の戸建ての引渡しを受けて実際に入居するまでに、必ず行っておくべき重要なことがあります。それは「掃除」です。「リフォーム済なのだから掃除は不要だろう」と考えていたAさん家族ですが、入居前の掃除がその後の住み心地を大きく左右するのです。 入居前の掃除が大事な理由とは 売りに出されるときにハウスクリーニングで一通り清掃されていても、それから時間が経っていればまた汚れてしまうことも十分ありますし、リフォーム工事で生じた埃が隅のほうに残っていることもないとはいえません。せっかく新調した家具や家財も、汚れた家に置いては台無しになってしまいます。 入居前の、家具が何もない状態は、家のなかをきれいにする絶好の機会でもありますが、同時に家のなかを隅々までチェックするのにいいタイミングでもあります。入居する前に不具合に気づいて申告すれば、「使い方がよくなかったから傷んだのでは」などと言われる心配もありません。 そうして家じゅうを掃除しながら不具合をチェックする過程では、「そういえばこの部屋の照明器具を買い忘れていた」「用意したカーテンは、このサイズに合わない」「あの家電をどこに置くか決めていなかった」といったことに気づくことも少なくありません。これによって、新居での生活をスムーズにスタートできるでしょう。 入居前に掃除すべき3つのポイント 売りに出されていた物件では、空気やにおいがこもっていることも。まずは家じゅうのドアや窓をすべて開放し、空気の入れ換えを行いましょう。換気しながら掃除を進めると、家のなかの空気がガラッと変わるはずです。 天井・照明器具 掃除の基本は「高いところから低いところへ」。一番高い天井と、その下にある照明器具の埃をはたいて水拭きしましょう。 壁・床 家具を配置してしまうとなかなか掃除しづらくなってしまうのが、床や壁といった部分です。溜まっている埃を取り除き、水拭きと乾拭きを行っておけば安心です。 水回り キッチン、トイレ、浴室、洗面所といった水回りをきちんと掃除しておくことで、新生活がぐっと快適になります。水垢やカビの掃除、排水溝の詰まり、防かび対策などの対応を。 屋内・屋外の両方に必須な害虫対策について 掃除と合わせて入居前に済ませておくべきなのが、害虫対策です。ダニ、ハエ、蚊、ゴキブリ、シロアリなどの害虫は、住宅の被害や住民の健康被害、精神衛生上の問題などがあり、快適な生活のためには遠ざけておきたい存在。築年数の経過した木造住宅では特に、害虫対策は必須です。 屋内では、掃除を済ませる前に「バルサン」のような燻蒸・燻煙式の殺虫剤を使っておきましょう。その後、排水溝の隙間を埋める、通気口にフィルターを付ける、屋内用の殺虫剤を設置するといった対策を行います。引越し後は、段ボールをすみやかに撤去して虫のすみかを作らないことも大切です。 前項の掃除で排水溝の詰まりを解消しておくことは、小バエ対策にもなります。同時に、屋外でも「屋内への侵入を防止する対策」が欠かせません。網戸の目が広がっていたら張り直し、網戸とサッシの隙間があれば塞ぎましょう。水溜まりや植木鉢などが放置されていると蚊が卵を産んでしまうので、きちんとお手入れをしましょう。 おわりに 売られていた物件というときれいな新居を想像するものです。リフォーム済の戸建てであればなおさらでしょう。しかし、ハウスクリーニングの過信は禁物。入居直前に掃除をすることで安心して引っ越しできるようになりますし、不具合のチェックにもなるので一石二鳥です。 Aさん家族も、引っ越しを前に忙しい思いをしていますが、この“ひと手間”をかけるかどうかでその後の住み心地が大きく違ってきます。夢のマイホームですばらしい暮らしをスタートするためにも、ポイントをおさえて入居前の掃除をていねいに行うようにしましょう。