リフォーム前物件はここが重要! 入居前にやっておきたいことまとめて紹介します。
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Aさん家族の念願のマイホーム購入もいよいよ大詰め。リフォーム前の中古マンション物件の売買契約から住宅ローンの契約まですべて済ませ、残金決済・引渡しもまもなくです。リフォームの準備もきちんと進めており、引渡しを受け次第進める手はずになっています。 しかし、中古マンションの物件の場合、特にリフォーム前の物件では、入居前に入念にケアしておくべきポイントがあります。入居後の生活がより快適なものになるよう、最後まで気を抜かず、入居前の最後の準備を進めていきましょう。 ハウスクリーニング済に騙されるな! 中古マンションの物件広告を見ていると、「ハウスクリーニング済み」と書いてあるのをよく目にします。これを見ると、「プロの清掃会社によってきれいにクリーニングされた物件なら、自分たちで掃除しなくてもすぐに入居できそうだ」と考える方もおられるかもしれません。 しかし、一言で「ハウスクリーニング済み」といっても、どの範囲までどの程度クリーニングされているかはさまざまです。なかには、売却のために見栄えをよくするようなクリーニングだけを行い、排水溝など見えないところは掃除が行き届いていないということも。 一通りクリーニングされていたとしても、売却までの期間が長くクリーニング後かなりの時間が経過していれば、汚れが再びたまっている可能性もあります。汚れを放置したままでは暮らしの快適性にも影響しますし、ひどい場合は健康に被害を及ぼす心配もあるでしょう。 Aさん家族のように引渡し後リフォームやリノベーションを行う場合であっても、工事を行わない箇所はそのまま使い始めることになります。ですから、「ハウスクリーニング済み」という言葉に安心しきるのではなく、基本的には「入居前に清掃する必要がある」と考えましょう。 拭き掃除に加えて○○○○がおすすめ! 入居前の家具が何も入っていない状態は、すみずみまで掃除をするのにもってこいのタイミングです。が、その前にぜひ行っておきたいのが「害虫駆除対策」です。築年数が経過している中古マンションでは、どうしても害虫が潜んでいる可能性があります。長期間空き家であった物件であればなおさらです。 そこで、家具や家電、食品や観葉植物といったようなものが何もない入居前のタイミングで、「バルサン」のような燻蒸・燻煙式の殺虫剤で害虫対策をしておくのです。ポイントは、収納などもすべて開放した状態で行うこと、できれば2回実施すること。 こうして害虫駆除対策を行ったら害虫の死骸をすべて取り除き、掃除機などで埃や細かい汚れ・ダニの死骸などを吸い取ります。その後、水拭きとから拭きで拭き掃除をしましょう。掃除の時間がないという方は、プロのハウスクリーニングサービスを依頼するのもおすすめです。 早めに手配を済ませる! 家の掃除やリフォーム・リノベーションなどがすべて済んだら、いよいよ引っ越しです。新居へ入居するにあたってまず行うのが、「引っ越しを行う日」と「引っ越しを依頼する引っ越し会社」を決めることです。 肝心なのは、引っ越し会社の選定です。昨今は運送業の人手不足が深刻化しており、希望する日程で引っ越しを依頼することができないということが珍しくなくなりました。特に引っ越しの多い時期は、その傾向が顕著です。 そうならないよう、引っ越し会社の選定は早めに行いましょう。日程に余裕があれば、依頼しやすくなるだけでなく、安い日を選んで引っ越すことで料金をおさえることも可能になります。引っ越し会社を決めたあとも、荷造りやさまざまな手続きを行う必要があります。その観点でも、早め早めの手配が肝心です。 おわりに リフォーム前の中古マンションを探していたAさん家族は、不動産屋探しから物件探しに苦労するところからのスタートでしたが、勉強を重ね一歩一歩マイホーム探しを進めて、ようやく入居目前というところまでこぎつけました。 リフォーム前の中古マンションを購入して自分でリフォーム・リノベーションをするという選択肢は苦労することも多いですが、きちんと対応していけばご自身やご家族の好みにがっちり合ったすてきなマイホームを手に入れることができるのです。