浦和区はさいたま市のやや南に位置するエリアであり、県庁が区内にあることから、埼玉県の行政の中心を担っている地区です。浦和区のアピールポイントは治安の良さ。
同程度の規模である大宮区と比べると、犯罪発生率はおおよそ半分程度となっており、女性の一人暮らしやファミリー層に向いているエリアといえます。さいたま市浦和区の住みやすさと評判についてまとめたので、引っ越しの際の検討にどうぞ。
さいたま市浦和区はこんな街
浦和区は埼玉県庁とさいたま市役所の所在地であり、埼玉県の行政の中心地です。駅を中心としてオフィス街が広がっており、通勤時、帰宅時にはスーツ姿の人で溢れかえります。また、浦和区は文教地区としても指定されており、有名な進学校が複数あるのも大きな特徴。
浦和高校からは毎年20人から30人ほどの東大合格者が生まれています。春日部高校も早稲田大学や慶應義塾大学へ多数の合格者を輩出しています。このように、全体的な教育レベルが高いので、小学校から高校までのステップを浦和区だけで完結させることも十分可能です。親御さんにはありがたい環境だと言えるでしょう。
さいたま市浦和区の住みやすさポイント
浦和区は住みやすい街として非常に人気のある街です。なぜ住みやすい街と呼ばれるのか、その理由を簡単にまとめてみました。
治安の良さ
住民の教育レベルが高いこともあり、犯罪発生率は低め。埼玉県内でも治安の良い街として評判です。さらに、浦和区は駅周辺における風俗店の営業を禁止しており、治安が悪くなりがちな駅近辺の治安向上に成功しています。
それに合わせるように居酒屋の数も少なめなので、浦和駅周辺は県内でも屈指の治安の良さとなっています。夜に女性が一人で歩いても絶対に大丈夫、とまでは言い切れませんが、治安を重要視するなら浦和区を検討してみましょう。
都心へアクセスしやすい
都市圏のベッドタウンとしての人気も高い浦和区。浦和駅には宇都宮線、京浜東北線、湘南新宿線が停車し、新宿や東京まで30分弱でアクセスできます。ただ、通勤ラッシュと帰宅ラッシュ時に車内が非常に混み合うのがネック。
といっても、これはベッドタウンの宿命とも言えるようなものなので、この点については我慢するしかないでしょう。
浦和駅前は商業施設や行政施設が集中している
県庁や市役所が位置していることから、浦和区にお堅いイメージを抱くかもしれませんが、駅前には商業施設も充実しています。コルソや伊勢丹、イトーヨーカドーなどの大型ショッピングモールが複数存在するので、日用品の買い出しやちょっとしたショッピングならこれらで十分でしょう。
ただ、若者向けのセレクトショップや雑貨店は少なめ。本格的なショッピングを楽しみたいなら、都心まで移動したほうがいいかもしれません。
さいたま市浦和区の評判
やはり治安、駅前の充実度、アクセスの良さが好評なようです。これらはファミリー層にとってとくに嬉しい要素ですね。対して、不満点として挙げられていたのは、駅から住宅街までがやや遠いこと。
徒歩で15分以上離れないと、手頃な物件には出会えないかもしれません。また、人気の街ということもあり、家賃相場はやや高めです。不動産住宅情報サイト「スマイティ」によると、1LDKで7.4万円、2LDKで8.8万円となっています。駅から離れてもなかなか家賃が下がらない傾向にあるので、家賃に関しては少し妥協が必要になるでしょう。
おわりに
まとめると、さいたま市浦和区は治安が良く、住環境に優れた住みやすいエリアだと言えます。家賃こそ高めなものの、住みやすさは埼玉県内でも屈指です。ファミリー層にとくにおすすめのエリアですね。
対して、一人暮らしにはあまり向かないかもしれません。駅前に娯楽が少ないことと、家賃が高めなためです。その街に何を求めるのかをはっきりさせて、自分の生活スタイルに合った引っ越し先を見つけてくださいね。