横須賀市の住みやすさと評判、相場・スポット:海も山も近くにある、のんびりとした雰囲気が魅力のエリア

横須賀市はこんな街

横須賀といえば有名なのが、幕末のアメリカ海軍・ペリー来航や、戦後置かれた米軍基地の存在でしょう。関連して海上自衛隊の基地もあり、潜水艦や艦隊が停泊しているのもよく見られるなど、いわば「海軍の街」として独自の文化と雰囲気を形成してきました。

しかし、横須賀の特徴はそればかりではありません。昔ながらの店舗がたち並ぶ商店街、静かで穏やかな住宅街、美しいバラが咲く公園など、横須賀にはいろいろな顔があります。

交通機関としては、品川駅から浦賀駅・三崎口駅間を結ぶ京浜急行線と、横浜駅や大船駅を通って久里浜駅まで走るJR横須賀線が乗り入れており、市内を含めた三浦半島全域を京急バスがカバーしています。

その立地から東京都心へのアクセスがあまりよくなさそうなイメージがありますが、横須賀中央駅から品川駅までは約45分、横浜駅までなら30分かからずにアクセス可能です。

横須賀市の住みやすさポイント

横須賀の中心といえる横須賀中央から汐入にかけてのエリアには数々の商業施設やどぶ板通り、横須賀芸術劇場などがあり、日々にぎわいを見せています。加えて、人の流れが途絶えないのが三笠ビル商店街。

横須賀には昔ながらの商店街が各地にありますが、三笠ビル商店街にも青果店や鮮魚店、飲食店などがたち並んで活況を呈しています。そうした利便性と合わせて、横須賀には海も山も豊か。

東京湾に面する東側の海岸と、相模湾に面し夏は海水浴客でにぎわう西側の海岸は、同じ海岸でも異なり魅力があり、東側には東京湾唯一の自然島である猿島を擁し、西側の漁港では朝市での買い物も。

衣笠山や大楠山といったエリアや三浦アルプスと呼ばれるコースでは、気軽なハイキングも楽しめます。気候は平穏で温暖。東京や横浜で雪がふるような日でも横須賀では雨ですむといったことも多く、過ごしやすい気候といえるでしょう。

そうした性質もあってか、街の雰囲気は全体的にのんびりしています。そうしたポイントが、横須賀市が住みやすいと評価される点です。

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横須賀市の評判

横須賀市のイメージとして不安視されるのは、米軍基地の影響でしょう。しかし、街の雰囲気は驚くほど穏やかなもので、横須賀市の犯罪発生件数は神奈川県内でも比較的少ない部類に入ります。

厚木基地周辺の騒音は有名ですが、そうした心配もありません。熱帯的な暑さや豪雪などの激しい気候に悩むこともなく、リラックスして過ごしやすいエリアというのが、実際に住んだ方から聞かれる評価です。

一方で困りがちなのが、坂が多いこと。広い平地が少ない立地で、電動ではない自転車を使うのが難しいといった地域も散見されます。仕事で疲れて帰ってきて坂を登るのはつらいといった意見も聞かれました。

また、海にほど近い地域では、海風の影響で設備がいたみがちといった声もありました。

横須賀市はのんびりと過ごしたい方におすすめ

横須賀には、東京都心や横浜駅周辺のような便利さやにぎやかさはないかもしれませんが、海と山に囲まれた独特の空気感のなかで、お子さんからお年寄りまでのんびり過ごすことができるエリアです。

都会のあわただしさや人混みの喧騒から離れて静かにのんびり暮らしたいという方にはマッチしているでしょう。物件のバラエティが豊かなのは、横須賀中央から小川町、平成町に至る海沿いの平地です。平成町には大きな商業施設ができたり市の主要施設が移転したりと、横須賀中央エリアに負けず劣らずの利便性があります。

横須賀市の中古マンション相場

横須賀市には京浜急行線とJR横須賀線が乗り入れており、東京・品川駅から市の中心エリアである横須賀中央駅までは京浜急行でおよそ45分。横浜駅から横須賀中央駅からは30分弱という距離です。そのため、通勤・通学や買い物などにもそれほど困ることはありません。周りを海に囲まれ、いわば「海軍の街」として独自の雰囲気が形成されてきた横須賀市ですが、街の雰囲気は穏やかで、山の楽しみから海の幸までさまざまな自然も満喫できます。

横須賀市の中古マンションの価格相場は、全体で1730.26万円、1R~1Kの物件で598.43万円、1DK~2DKの物件で1131.79万円、2LDK~3DKの物件で1676.21万円、3LDK~4DKの物件で1834.53万円、4LDK以上の物件で2284.37万円です(不動産情報サイト「アットホーム」横須賀市の価格相場から中古マンションの物件を探す【アットホーム】|マンション購入の情報のデータより、2017年12月8日時点)。

横須賀市のショッピングスポット

横須賀市の中心的存在である横須賀中央エリアには、大通りから裏通りまで数多くの商店や飲食店がたち並び、お隣の汐入エリアにかけてショッピングスポットが点在しています。大きなショッピングモールといえば、京急横須賀中央駅からすぐの横須賀モアーズシティや、京急汐入駅から徒歩3分のショッパーズプラザ横須賀でしょう。

JRと京浜急行が乗り入れる久里浜エリアには、ファッションから食材までそろうショッピングモールのウィング久里浜があります。生活の買い物をするなら、横須賀中央のメインストリートにあるリヴィンよこすか店が年中無休・24時間営業で便利です。汐入駅からほど近いどぶ板通り商店街は、日本とアメリカの雰囲気が融合した独特の商店街で、スカジャンからネイビーバーガーまでバラエティ豊かな品揃えです。

横須賀市周辺の休日を過ごせるスポット

三浦半島の東端には、映画「ゴジラ」でゴジラの日本上陸地点として知られる観音崎があります。この付近は県立観音崎公園として整備されていますが、この園内にある横須賀美術館は多彩な企画展を開催するほか、海を眺めることのできる絶景美術館としても有名です。観音崎エリアには、海洋関係の資料や観音崎の植物などが展示されている観音崎自然博物館もあります。

ゆったりした休日を過ごしたいなら、ヴェルニー公園や三笠公園がおすすめです。いずれも海沿いの公園で、ヴェルニー公園はJR横須賀駅から徒歩1分。フランス庭園様式を採用した公園で、およそ1400株のバラが植えられています。横須賀中央駅から徒歩約15分の三笠公園は横須賀を代表する公園で、世界三大記念艦の一つである「三笠」が保存されています。

横須賀市周辺の大きな公園

横須賀市には、そのほかにもいろいろな公園があります。長井海の手公園・ソレイユの丘は、自然や動物とふれあうことのできる体験型の市営公園です。広大な太平洋の景観を眺められる露天風呂などの温浴施設も備え、休日には多くの方が訪れる人気スポットです。

その名のとおり目の前に海が広がるうみかぜ公園では、海を見ながらバーベキューをしたり、スケートボードや3 on 3などのスポーツで汗を流すこともできます。花をテーマにした公園である「くりはま花の国」では、春にはポピー、初夏にはラベンダー、秋にはコスモスが見事な花を咲かせます。

おわりに

海と山に囲まれた横須賀市は、都会のような利便性やにぎやかさは少ない代わりに、喧騒から離れて静かにのんびりと過ごしやすいエリアです。地元の野菜や海の幸を購入できる朝市なども各地で開催され、自然の近くでの暮らしを満喫できるでしょう。